「苦しみの中にある揺るがない希望」
2026.1.9 伝道師 青木宗達
新約聖書 コリント人への手紙 第二 1章7節
私たちがあなたがたについて抱いている希望は揺るぎません。なぜなら、あなたがたが苦しみを共にしてくれているように、慰めをも共にしていると、私たちは知っているからです。
(協会共同訳)
わたしたちの父なる神と、主イエス・キリストからの恵みと平安が、あなたがたにありますように。
コリント人への手紙第二は、使徒パウロが深い苦しみの中で記した書簡です。
コリントの教会は、信仰に熱心である一方、分裂や対立、誤解が絶えませんでした。
パウロ自身も、使徒としての働きを疑われ、迫害や病、孤独を経験していました。
そのような状況の中で語られたのが、「私たちがあなたがたについて抱いている希望は揺るぎません」という言葉です。
この希望は、状況が順調だから生まれたものではありません。
パウロは、苦しみを共にする者は、同時に慰めも共にしていることを知っている、と語ります。
ここで言われる慰めとは、苦しみがすぐに取り除かれることではなく、苦しみの中でも支えられ、立ち続ける力です。
神は私たちを苦しみの外から励ますのではなく、その只中に共にいてくださるお方なのです。
また、この慰めは一人で受け取るものではありません。
信仰の共同体の中で、互いの痛みに耳を傾け、重荷を分かち合うとき、慰めはさらに豊かにされていきます。
誰かの苦しみに寄り添うことは、神の慰めが働く場に身を置くことでもあります。
現代を生きる私たちも、多くの不安や痛みを抱えています。
信仰があっても、悩みや孤独が消えるわけではありません。
しかし、今日の御言葉は、苦しみの中にあっても希望は揺らがないと告げています。
その希望の中心におられるのが、イエス・キリストです。
イエス様は、人の苦しみから目を背ける方ではなく、十字架に至るまで人と共に歩まれました。
このイエス様に結ばれているからこそ、私たちは慰めを受け、また分かち合いながら、希望をもって歩んでいくことができるのです。
今日も一日という一歩を、イエス様と共に踏み出してまいりましょう。
お祈りいたします。
天の父なる神様。
苦しみの中にあっても、私たちを見捨てず、慰めをもって共に歩んでくださる恵みに感謝いたします。
十字架を負われたイエス様に結ばれ、支えられながら、互いに慰めを分かち合う者として歩ませてください。
主イエス様の御名によってお祈りいたします。
アーメン。





