「いつくしみ深き神に立ち返る」
2025.12.5 伝道師 青木宗達
旧約聖書 詩編85編8節
主よ、慈しみをわたしたちに示し わたしたちをお救いください。
(新共同訳)
わたしたちの父なる神と、主イエス・キリストからの恵みと平安が、あなたがたにありますように。
今日の「ローズンゲン日々の聖句」より与えられました御言葉は【旧約聖書 詩編85編8節】です。
詩編85編は、つらい時代をくぐり抜けた人々が、もう一度神さまに立ちかえろうとして捧げた祈りです。
彼らはかつて神さまに助けられ、立ち上がる力をいただきました。
しかし現実的には、まだ心が晴れず、不安や弱さが残っています。
私たちも同じように、神さまの恵みを知っていても、日々の出来事によって心が揺れてしまうことがあります。
詩編85編は、そんな私たちの気持ちを代わりに祈ってくれるような詩です。
今日の中心となる8節にはこうあります。
「主よ、慈しみをわたしたちに示し、わたしたちをお救いください。」
ここでの「慈しみ」とは、神さまが変わることなく注いでくださる深い愛のことです。
人の気持ちはよく揺れますが、神さまの愛は揺れません。
詩人はその愛に頼りながら、「どうか私たちを助けてください」と素直に祈っています。
これは「自分の力でなんとかしよう」と肩に力を入れて生きるのではなく、「神さまからはじまる愛」に身をゆだねて生きる姿です。
詩編の後半には、「恵みとまことが出会い、義と平和が口づけする」と描かれています。
少し詩的な表現ですが、「神さまの救いは、心の中だけでなく、人と人の関係や社会全体にも平和をもたらす」という意味です。
神さまは、あなたの心を癒すだけでなく、あなたを通して周囲に新しい調和を生み出す方でもあります。
私たちは、この救いがどのように実現したかを、イエス様の姿の中にはっきりと見ることができます。
イエス様は、神さまの“慈しみ”そのものとして来られました。
弱った人、迷っている人、心が沈んでしまった人に、優しく手を差し伸べてくださいました。
そして十字架と復活によって、神さまの愛と真実が完全に示されたのです。
「主よ、慈しみを示してください」という祈りは、イエス様のもとで確かに応えられています。
あなたの弱さや不安の中にこそ、イエス様の救いと平安が届きます。
今日も、イエス様のもとに静かに戻ってまいりましょう。
お祈りいたします。
天の父なる神様。
私たちに変わらない慈しみを示し、日々の弱さの中でも支えてくださることを感謝します。
どうか今日の歩みにも豊かな平和をお与えください。
すべてを御手にお委ねして、主イエスキリストの御名により祈ります。
アーメン。

那須ステンドグラス美術館にて。






