「隣にいるよイエス様」
2026.4.8 伝道師 青木宗達
新約聖書 マタイによる福音書 25章34-35節
そうして、王は右側にいる人たちに言う。『さあ、私の父に祝福された人たち、天地創造の時からあなたがたのために用意されている国を受け継ぎなさい。
あなたがたは、私がよそ者であったときに宿を貸してくれたからだ。
(協会共同訳)
わたしたちの父なる神と、主イエス・キリストからの恵みと平安が、あなたがたにありますように。
イエス様が語られたこのお話は、単なる「良い行いをしましょう!」という道徳ではありません。
当時、旅人を親切にもてなすのは大切な習慣でしたが、イエス様は「一番小さな人(隣人)にしてくれたことは、私にしてくれたことだ」という、驚くべき秘密を教えてくださいました。
神様を愛することと、目の前の人を大切にすることは、実はまったく同じことなのです。
私自身、毎日忙しくしていると、つい自分のことばかり考えてしまう弱さがあります。
以前、スーパーのレジで小銭が出せずに、まごついているご高齢の方がいました。
急いでいた私は、恥ずかしながら一瞬「早くしてほしいな!」と思ってしまったのです。
でもハッとして、「大丈夫ですよ、ゆっくりで」と微笑んで声をかけたとき、その方のホッとした笑顔の中に、ふと神様の温もりを感じて胸が熱くなりました。
何か立派なことをする必要はありません。
日常のささやかな親切の中に、実はイエス様がそっと隠れておられます。
私たちが自分の力で無理に頑張るのではなく、イエス様が私たちを無条件に愛してくださっていることに気づくとき、その愛は自然と心からあふれ出します。
私たちの目の前にいる人は、愛を待っているイエス様かもしれません。
ほんの小さな優しさをもちながら、今日という日、「愛を持って」歩みたいと思います。
一言お祈りいたします。
天の父なる神様。
どうか私の目を開き、小さな助けを必要としている人に気づかせてください。あなたのあふれる愛を届ける道具として、今日、私を導いてください。
主イエス・キリストの御名によって祈ります。
アーメン。
【参考文献】
・岸義紘『マタイの福音書 新約聖書注解書シリーズ』(JTJ宣教神学校)
・『ジョン・ウェスレー説教53』(イムマヌエル綜合伝道団)
・ヘンリー・H・ハーレイ『聖書ハンドブック』(いのちのことば社)
・『新約聖書略解』(日本基督教団出版局)
・『聖書辞典』(日本基督教団出版局)












