「ヤコブの夢」創世記 28章15節 ローズンゲン日々の聖句

「ヤコブの夢」

2026.4.10 伝道師 青木宗達

旧約聖書 創世記 28章15節
私はあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにしてもあなたを守り、この土地に連れ戻す。
(協会共同訳)

 わたしたちの父なる神と、主イエス・キリストからの恵みと平安が、あなたがたにありますように。

 今日の聖書箇所は、「お兄さんを騙して逃れるヤコブの物語」です。
孤独な荒野で逃げ続けるヤコブ。
そして、石を枕に眠る夜、どれほどの不安だったでしょうか。
そんな疲労困憊の夜、「ヤコブの夢」の出来事が起こります。
天と地を結ぶ階段を天使たちが昇り降りし、神様がご自身を現されるという「神顕現」の体験です。神様は、罪を抱えて逃げるヤコブを見捨てるどころか、「私はあなたと共にいて、どこへ行くにしても守る」と約束されました。

 私たちも、自分の失敗で途方に暮れ、孤独感にさいなまれる夜があると思います。
たとえば、新しい環境での一人暮らしの部屋で、急に寂しさに襲われ、涙がこぼれそうになる時。
ふと実家からの小包や、親からの温かい手紙を見つけて「一人じゃないんだ」と胸があたたかくなるように、神様は私たちが気づく前から、インマヌエル「神は私たちと共におられる方」として寄り添ってくださっています。
私たちが不完全なままでも、神様の方から先に愛の手を差し伸べてくださるのです。

 後にイエス様は言われました。
「よくよく言っておく。天が開け、神の天使たちが人の子の上に昇り降りするのを、あなたがたは見ることになる。」(ヨハネ1章51節)

 今日の聖句を通して、21世紀に生きる現代の私たちも共通することがあります。
それは、イエス様は十字架を通して、私たちと神様を繋ぐ「永遠の架け橋」となってくださったということです。
「イエス様という架け橋」と「神様は私たちと共におられる方」を覚え、今日一日を歩んでまいりたいと思います。

お祈りいたします。
天の父なる神様。
孤独や不安を感じる時も、インマヌエルとして共にいてくださることを感謝します。
イエス様を通して、今日もあなたの愛に包まれて歩ませてください。
イエス様の御名により祈ります。
アーメン。

【参考文献】
・ヘンリー・H・ハーレイ『聖書ハンドブック』(いのちのことば社)
・『新約聖書略解』(日本基督教団出版局)
・『旧約聖書略解』(日本基督教団出版局)
・『聖書辞典』(日本基督教団出版局)