「これは私の愛する子、これに聞け」
2026.2.25 伝道師 青木宗達
新約聖書 マタイによる福音書 17章5節
すると、雲の中から、「これは私の愛する子、私の心に適う者。これに聞け」と言う声がした。
(協会共同訳)
わたしたちの父なる神と、主イエス・キリストからの恵みと平安が、あなたがたにありますように。
今日、わたしたちに与えられました聖書の箇所は、協会共同訳聖書では「イエスの姿が変わる」という小見出しのついた箇所です。
イエス様が3人の弟子を連れて高い山に登ると、突然、そのお姿が太陽のようにまばゆく光り輝きました。この大切な出来事は、マタイだけでなく、マルコやルカによる福音書にも共通して記録されています。
光り輝く雲の中から響き渡ったのは
「これは私の愛する子。これ(イエス様)に聞きなさい」
という神様ご自身の声でした。
新約聖書の原文ギリシャ語では現在命令法であり「今も継続して守りなさい」と神様はおっしゃっています。
ちなみに、いのちのことば社リビングバイブルでは
「これこそ、わたしの愛する子。わたしはこれを心から喜んでいる。彼の言うことを聞きなさい。」
と、やさしく語りかけてくださっています。
神様がここで伝えたかったのは、「厳しいルールを完璧に守りなさい」ということではありません。「私がいちばん愛しているイエスの言葉を信じて生きなさい」という温かいメッセージです。
私たちはつい、「立派な行いをしないと神様に愛されないのでは」と不安になることがあります。
しかし神様は、まず「私たちを無条件に愛して」くださいました。
自分の頑張りによってではなく、イエス様の言葉に耳を傾け、その愛をそのまま受け取るとき、冷たく固まった私たちの心はポカポカと温められ、内側から少しずつ変えられていくのです。
毎日を過ごす中で、自信をなくしたり、不安で前を向けなくなったりすることがあります。
この時の弟子たちも、神様の声に驚き、地面にひれ伏して震えていました。
しかし、そんな彼らにそっと触れ、「起きなさい。恐れることはない」と優しく声をかけてくれた方がいます。
そうです。
イエス様です。
特別な場所だけでなく、私たちの何気ない日常の悩みの中にも、その方はいつも寄り添ってくれているのです。
今日、あらためて、他の誰かの声や不安な気持ちではなく、わたしたちを愛してやまない「イエス様」の温かい声に耳を澄ませて歩みたいみたいとおもいます。
ご一緒にお祈りしましょう。
愛する天の父なる神様。
不安でうつむきがちな私たちの心にそっと触れ、あなたの豊かな恵みで内側から温かく作り変えてください。
今日一日、私たちを愛し「恐れるな」と語りかけてくださるイエス様の声に耳を澄まし、共に安心して歩んでいけますように。
イエス様のお名前によってお祈りします。
アーメン。












