「暮らしの中で、主イエスを伝えるということ」
2026.1.11 伝道師 青木宗達
新約聖書 マルコによる福音書 16章15節
全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。
(協会共同訳)
わたしたちの父なる神と、主イエス・キリストからの恵みと平安が、あなたがたにありますように。
協会共同訳聖書で、この箇所は「弟子たちを派遣する」という言葉が「小見出し」として添えられています。
復活された主イエス・キリストが、弟子たちを「さあ、行ってきなさい」と、それぞれを宣教の場へと送り出された場面です。
「福音を宣べ伝える」と聞くと、何か特別な修行を積んだ人や、清い生活を送っている人だけに与えられた難しい命令のように感じるかもしれません。
しかし、イエス様が最初にこの言葉を託した弟子たちは、決して完璧な人たちではありませんでした。
彼らは弱さを持ち、失敗をし、時にはイエス様を裏切って逃げ出してしまうような、私たちと同じ、ごく普通の人たちだったのです。
そんな彼らに、イエス様は「わたしの愛を伝えておくれ」と、世界で一番大切な任務を託されました。
では、私たちが伝えるべき「福音」とは何でしょうか。
それは、「あなたは、神様にかけがえのない存在として愛されている」というグッドニュースです。
私たちが神様を知るずっと前から、神様はあなたの名前を呼び、あなたの痛みを知り、先回りして愛の手を差し伸べてくださっています。
たとえ人生で道に迷い、すべてを失ったように感じる時でも、神様は決してあなたを見捨てず、必ず回復へと導いてくださいます。
この温かい安心感を、自分の心の中にだけ留めておくのではなく、誰かにおすそわけすること。
それが福音を伝えるということです。
今日からできる、具体的な「伝え方」があります。
それは、あなたが今日を一生懸命に生き、神様から与えられた「日々のなにげない恵み」に心から感謝することです。
あなたが誰かに優しい言葉をかけたり、困っている人の話を静かに聴いてあげたりする時、そこには目に見えない神様の愛が流れています。
あなたの特別な知識ではなく、あなたの「優しいまなざし」や「祈る姿」こそが、神様の愛を証しする何よりのメッセージになるのです。
もし、「自分にそんなことができるだろうか」と不安になったら、どうか思い出してください。
宣教の主役はあなたではなく、イエス様です。
イエス様は「いつも、あなたと共にいるよ」と約束してくださっています。
あなたが歩むその一歩一歩を、イエス様が支え、導いてくださいます。
この素晴らしいイエス様にすべてをゆだねて、今日という日を、神様の愛を運ぶ一人として軽やかに歩んでいきましょう。
お祈りいたします。
天の父なる神様。
今日、私たちをそれぞれの場所へと送り出してくださることを感謝いたします。
私たちは弱く小さな者ですが、あなたの大きな愛を運ぶ器として用いてください。
特別なことはできなくても、あなたの平安を周りの人に届けることができますように。
主イエスキリストの御名により、お祈りいたします。
アーメン。







