「死を打ち破ったイエス・キリスト」コリント人への手紙 第一 15章26節 ローズンゲン日々の聖句

「死を打ち破ったイエス・キリスト」

2026.4.5 伝道師 青木宗達

新約聖書 コリント人への手紙 第一 15章26節
最後の敵として滅ぼされるのは死です。
(新改訳2017聖書)

 わたしたちの父なる神と、主イエス・キリストからの恵みと平安が、あなたがたにありますように。

 今日はイースター「復活祭」です。
私の所属する日本基督教団銀座教会では、毎年この日に、青山霊園の教会墓地で納骨式が行われます。
先に天に召された兄弟姉妹の面影を偲びながら、天の御国を心に深く刻む特別な一日であります。

 今日の聖書箇所、コリント人への手紙第一15章には「死者の復活」という小見出しがついています。
当時のコリント教会には、死後の命を疑う人々がいました。
そこで、パウロは文脈全体を通して「キリストの復活」という事実を力強く訴えかけます。

 ふと、「人はなぜ死ぬのか?」と真剣に考えることがあります。
聖書は、命の源である神様から私たちが離れてしまったからだと教えます。
それはまるで、花瓶にさしてある「切り花」のようです。
今は美しく咲いていても、根から離れているため、いずれ必ず命を終えます。
切り花を通して、今一度、「いつか死にゆく自分たちの人生」というものを静かに考えさせられます。

しかし、今日の御言葉は「最後の敵として滅ぼされるのは死です」と宣言します。
枯れゆく私たちを、もう一度、大地にしっかりと根を張った神様の「命の木」に繋ぎ直していただき、「永遠の花」となるため、イエス様は十字架にかかり、ご自身の命をもって死を打ち破り、死から復活されました。

 納骨式でお墓の前に立つとき、私の心には悲しみと共に、それを包み込むような「あたたかいかい希望」が湧き上がります。
そこは暗い終着点ではなく、イエス様が備えてくださった天の御国への輝かしい門出だからです。
私たちの最大の敵である死は、すでに滅ぼされました。
この尽きることのない神様の愛とイエス様の命に繋がり、希望を持って今日を歩んでいきたいと思います。

お祈りいたします。
天の父なる神様。
死を打ち破るイエス様の復活の希望を心から感謝します。
どうか私たちを恐れから解放し、天の御国を見上げながら、
与えられた今日という命を、愛と喜びをもって歩ませてください。
主イエス様の御名によりお祈りいたします。
アーメン。

【参考文献】
・NTD新約聖書註解『コリント人への手紙』
・ヘンリー・H・ハーレイ『聖書ハンドブック』(いのちのことば社)
・『新約聖書略解』(日本基督教団出版局)
・『聖書辞典』(日本基督教団出版局)