「御心のままになりますように」ルカによる福音書22章42-43節 ローズンゲン日々の聖句

「御心のままになりますように」

2026.3.24 伝道師 青木宗達

新約聖書 ルカによる福音書 22章42-43節
(イエスの言葉)「父よ、御心なら、この杯を私から取りのけてください。しかし、私の願いではなく、御心のままに行ってください。」すると、天使が天から現れて、イエスを力づけた。
(協会共同訳聖書)

 わたしたちの父なる神と、主イエス・キリストからの恵みと平安が、あなたがたにありますように。

 今日の与えられました聖書の箇所は、協会共同訳では「オリーブ山で祈る」という小見出しがついています。

 十字架にかかる前夜のゲツセマネの園でのことです。
当時のローマ帝国における最も残酷で凄惨な十字架刑の前夜に、イエス様は血の汗を流して祈られました。

マタイやマルコの福音書にも記されるこの重要な場面で、イエス様は「この杯(苦難)を取りのけてください」と、人間としての率直な恐怖を父なる神にぶつけました。

 私は過去、半年の間に6回もの手術を経験しました。
自らの足で病室から手術室へと向かう時、まるで光の見えない冷たいトンネルに一人で足を踏み入れるような孤独と恐怖で、足がガクガクと震えました。
「これから痛い思いをするのだ」という圧倒的な恐れ。
その時、ふとイエス様の姿が重なったのです。神でありながら私たちと同じ人間の性質を持ち、私たちの罪の身代わりとなるため、これほどの恐怖と苦痛を味わってくださったのだと。

 「しかし、私の願いではなく、御心のままに」。
神の御心を優先するこの祈りは、「主の祈り」と共に私たちの祈りの最高のモデルです。

 私たちも病や苦しみ、そしていずれは死という壁に直面します。
その直前の暗闇の中で、無理に強く振る舞う必要はありません。
イエス様のように自分の弱さも恐れもすべて神様に注ぎ出し、その上で「御心のままに」と委ねる時、天使がイエス様を力づけたように、神様の温かい恵みが私たちを包み、立ち上がる力を与えてくれます。

私たちのすべての痛みを知り、共に苦しんでくださったイエス様が、今日もわたしたちのその震える手を取り、共に歩んでくださっています。

今日の一日を「御心のままになりますように」と、歩んでまいりたいと思います。

一言お祈りいたします。
天の父なる神様。
苦しみや恐れに足がすくむ時、どうかイエス様の祈りを思い出させてください。
私たちの弱さのただ中にあなたが共にいて力づけてくださることを信じ、御心に委ねて歩めますように切に願います。
この祈りを、主イエス・キリストの名によって祈ります。
アーメン。